長岡商工会議所青年部の5月例会で、元山古志村村長 現 衆議院議員の長島忠美先生の講演をお聞きしてきました。
「危機管理から復興へ」題して、東日本大震災から2ヶ月が立ち、災害発生から現在までの状況と今、経営者としてどのように危機管理をすればよいか考えさせられました。
山古志村長の時には、全村民避難を決め、その後毎晩のように復興計画について話し合い、冊子をつくったそうです。そこには、2年半で復興することを目標として掲げ、その根拠が具体的に書かれておりそれを村民一人一人に説明して復興を目指されたそうです。実際には全村民が元の状態に近い形で戻れたのは3年後だったそうですが、2年半という目標を掲げなければ実現出来なかったでしょう。
常に万が一のことを考えておき危機管理を考えておくことが大事だと改めて思いました。「最終的には”のろし”をあげることまで考えておかなければダメ」だという言葉が印象的でした。
そのような危機に陥っても会社や家族を守るために、自らリーダーシップを発揮して方針を示し、目標を掲げその根拠を示さなければ、見通しが持てず、希望を失い、動けなくなってしまうとおっしゃっていました。
長岡には「常在戦場」という言葉があります。危機的な状況においてもそうですが、日常においても、方針を示し目標を掲げ、それを実現する計画を立てて実行してくことが経営者として大事なことだと思いました。状況が変われば、その都度、方針や目標を見直し修正する必要もあるわけです。
今回は、青年部という経営者向けの内容にしたかったが、危機管理の話でお役に立てたか分からないと長島先生は謙遜されていましたが、そんなことはなく、常日頃の経営のありかたにも新たな気づきがあり大変勉強になりました。
懇親会は、いつもの煉瓦亭さんで行われました。長島先生も参加され大いに盛り上がりました。その中のお話で、津波の影響のあった地域は大変でそちらの復興がもちろん最優先なのですが、東日本地域の比較的被害の少なかった周辺の宿泊施設は、観光客等が皆無なので経営状況が非常に厳しいのだそうです。なので、復興ツアーと称して、現地で一日ボランティアをして、周辺の宿泊施設の温泉等にゆっくりつかって帰ってくるだけで立派な支援になるとおっしゃっていました。
気を遣って自粛するのではなく、できることから復興のお手伝いをさせていただきたいと思います。